プログラマーになるためには、数学に強ければならないと言うイメージが強いだろう。だが、実際にはそれほど数学に強くなくても、十分にプログラマーとして働く事が可能だ。
その理由は複雑な数学の計算式を使う事が滅多になく、どちらかと言えば算数の計算式を使う方が多い事が挙げられる。また、理数系のみならず、文系が一定数活躍している事が何よりの証拠となるだろう。

数学よりも求められるものは、まずコミュニケーション力だ。プログラマーは、一人で黙々とパソコンに向かってプログラミングをする事だと思われやすい。もちろん、一人で黙々と作業をする場面もあるだろう。
しかし、その反面プロジェクトは大規模になるほど多職種がチームを組み、振り分けられた作業を各自で進めていく。スケジュールや作業の調整、情報共有、不明な点が出てきた時の対処などメンバーと話す機会が多いため、コミュニケーション力は必要最低限のスキルの一つとなる。

プログラマーとしてさらに活躍したいなら、英語力を身につけておくのも良い。作業に行き詰まった時やスキルアップを考えた時、最新の技術や情報を手に入れるとなるとネットを利用するだろう。ネット上にはあらゆる情報が存在するが、最新の技術や情報の発信源は海外のものが多い。日本語に訳されるまでに時間がかかるため、一歩先を行くプログラマーになりたい場合に英語力が物を言うのだ。さらに、特に外資系の企業で働く事を考えるのであれば、外国人とコミュニケーションを取る可能性が高い事も英語力を身につけるメリットなる。